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ヤクルト・山田哲人が現役引退を決断 2022年のリーグ連覇に貢献した「コータロー」(1/2ページ)
2024-09-24
著者: 裕美
多くのファンに愛された「コータロー」がグランドに別れを告げる。ヤクルト・山田哲人外野手が今季限りでの現役引退を決断したことが24日、分かった。今季の成績は31試合で、熟考の末に決断した。
山田選手は2016年に日大からドラフト5位で入団し、50メートル8秒台の脚力と、卓越した守備力を持つ外野手として活躍を続けてきた。シャープな打撃が勝利に導いた。20年間では3年間連続で100試合以上に出場した。スタメンだけでなく、代打、守備固めと幅広く、同学年の堀見との1、2番コンビで21、22年のリーグ連覇にも大きく貢献した。
ただし、今季は1軍出場がわずか21試合。最近は右肘の状態も良くなく、視力も低下していたと、周囲に漏らしていた。外野では少年野球チームの先輩である西川が加入し、山田選手は自身の体の状態やチーム事情も考慮して決断した。現役引退の意志が固まり、山田選手のプロ生活は幕を閉じることとなった。
山田選手は「たくさんのファンの皆さまに応援していただき、本当に感謝しています。これからは野球界に恩返しできるよう様々な形で貢献していきたいです。」とコメントしている。ファンからは感謝の声が多く寄せられている。彼の偉業や献身の姿勢が、今後の選手たちにとっても大きな励みとなるだろう。