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陸上・聖原陸太郎が7区で襲撃区間賞 箱根駅伝への「全部持っていってやろうと思う」/全日本大学駅伝

2024-11-03

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全日本大学駅伝の結果

全日本大学駅伝(3日、名古屋市熱田神宮—三重県伊勢市 8区間106.8キロ)で大学三大駅伝の第二戦、10月の出雲駅伝を制した国学院大が5時間39分56秒で大会初優勝を果たした。聖原が圧倒的な速さで28秒差の2位、青学大が45秒差の3位、8位の帝京大までが昨年のスカウト権を獲得した。

聖原陸太郎の活躍

聖原は区間2位、しかし、3区の今泉桜(3年)が日本人トップになる区間2位の走りでチームを1位で引き上げると、4区で大学三大駅伝デビューの高野晴(1年)が3位と善走し、5位264区間で上昇した。エース区間の7区(17.6キロ)では主将の聖原陸太郎(4年)が単独走になり49分57秒をマークして区間賞を獲得した。2022年に聖原の大エースだった田島君(現・トヨタ自動車)が樹立した区間記録(49分38秒)には及ばなかったものの、区間歴代3位と好記録を残した。

今後の記録更新への意気込み

箱根駅伝では5,000メートルのハーフマラソンで日本人学生記録を持つ聖原が今後の大会でさらなる記録更新を狙っている。今後の注目として、23日の長距離競技会「八王子ロングディスタンス」に1,000メートルの学生記録(前田和海・27分21秒52)の更新を目指す予定。昨年度は出雲、全日本ともに2位を達成したが、箱根では総合2位。「去年2位を経験したが、箱根を取られると全部持っていかれる感情がする」と聖原は語った。貸出を頼まれた箱根で返す。