エンターテインメント

マンガ配信サイト「マンガ図書館Z」停止へ クレジット会社による決済サービス解約で

2024-11-05

著者: 健二

東京の千代田区にある「マンガ図書館Z」が、2023年11月5日をもって、同社が運営するWEB配信サービス「マンガ図書館Z」を停止することを発表しました。この決定は、クレジットカード会社による決済サービスの解約を受けてのものです。

「マンガ図書館Z」は、特に著作権が切れたマンガや、インディーズ作家の作品を無料で配信することで知られていました。10月末までに決済解除がなされる運びとなり、その内容を受けて「クレジットカード会社とは合意したが、各出版社の方針によって条件が厳しく、当社としては対応が難しくなっていた」としたコメントが出されています。

資金繰りの試算と調整を行った結果、作家への還元が難しくなる状況で、サイトの停止を決定したとのことです。このような停止に至ったのは、経済的な悪化が影響しており、作品の配信を続けることができず、サイト自体の運営を断念せざるを得なかったという状況です。

今後、サイトの再開については未定ですが、非営利団体への移行やクラウドファンディングといった、新たな運営形態を模索しているという情報もあります。また、過去には著名な漫画家が作品を寄稿しており、多くのファンからの支持を受けていました。2020年には、著名な漫画家の赤松健さんが前身となるサービス「Jコミ」を立ち上げ、その後「マンガ図書館Z」が誕生しました。

「マンガ図書館Z」が持つ役割や影響は大きく、今後の動きに注目が集まります。