オリックス宮城大吉投手（23）が、広島からFA移籍する九里亜圭投手（33）の加入を歓迎した。

九里は移籍発表から一夜明けた13日、大阪・舞洲の球団施設でトレーニングを行った。取材に応じた際、左腕は「いわやも、うれしいです。先輩なので何でも言えると思うし、自分の投げ方を学びたいと思っています」と初めての先輩との交流に期待を寄せた。

宮城は「今までで一番長い110イニング以上を投げているタフな選手です」とその実力を高く評価する一方、「ずっと投げているイメージ。僕も引っ張れるような存在になりたい」と述べて、彼の得意なスタイルについても言及した。

九里の加入により、オリックスの先発陣がさらに充実すると期待されている。また、先輩としての九里の経験から多くを学ぶ機会は若手投手たちにとっても大きなプラスになるだろう。

さらに、九里は広島時代に積み上げた数々の節目となる戦績を持っており、オリックスでの新たな挑戦に向けて意気込んでいる模様だ。「来シーズンで1人でも引っ張っていけるチームの核になりたい」と語る九里の姿勢は、その経験だけでなく、チーム全体を底上げする重要な要素となるだろう。

オリックスは今年のオフシーズンにさらなる補強を行い、優勝を目指すための充実した戦力を整えつつあるが、九里の加入によってそのフィルムはさらなる色合いを増すことが期待されている。