世界

イスラエルの最近の政権動向と安全保障に関する新たな懸念

2024-09-30

エルサレム 10月19日(木)

イスラエルの首相は19日、政権内で再び政府権限の強化が図られ、安定した運営に向けた追い風として受け止められる発表をした。国会に存在する小さな右派政党「新たな希望」が政権への加わりを決定したことで、超正統派2政党を編成する国会連立政権の安定運営にとって重要な影響を及ぼす見通しだ。

イスラエルのテレビ局12によると、首相は無任所大臣として治安機関にも関与することが知られている。タカ派の閣僚はこれまでナタニヤフ首相に直接的な影響を持つ重要性が高い。

ナタニヤフ首相は声明で「困難を伴う試練の日々が待ち受けている」とし、首相の権限の強化が「敵に立ち向かうわれわれの組織に大きな力を与える」と強調した。

西側の過去の対抗は拘束に縛られた考えを表明した。首相は安全保障上の理由からパレスチナ国家の樹立に反対し、ナタニヤフ政権は台頭する共和党の利益を追求している。

それに伴い、ナタニヤフ首相の政党が加わることとなり、ナタニヤフファール政権は国会(定数120)の116議席を確保することになった。

首相はかつてナタニヤフ首相率いる右派政党リクードの幹部であったが、党首選に落選し、離党した。安全保障に関する新政権の実行力に向けて、より強力な基盤作りに向けた挑戦が予想される。