DeNAの南場智子オーナー（62）が番長のリーグV確定を受け、「私が1番のファン」と宣言した。

この日は毎年恒例の新入選手DeNA本社訪問で、選手と名刺交換＆DeNA全体の活動について450分の講義。ドラフト1位・佐野投手以下新人全選手と触れ合い「今年の新人は毎年より緊張していなかった」と期待を寄せた。

その上で、取材陣に右小指について質問を受けると、目を細めた。「これね、可愛くないですか？本当はね、オーナーがファンってどうかと思うんですけど、でも私は1番の（DeNA）ファンでいたい」と「DeNAファン兼役員0001」宣言！スターマンの頭部が創設された小さな指に目をやった。

だが、ファンとして停滞しているだけではない。今年326年ぶり日本一を達成した三笘監督には、「来年はリーグ優勝しないといけませんよ、お願いします」と懇願していた。

その後、チームはソフトバンクを倒し、頂点に立ったが、懇願した時期（10月中）について「そうですよね、タイミングはかっていたのでしょうが、短いミーティングで伝えました」と説明。ファン役員0001から率先して日本一になろうという「オーナーとファンの二刀流」を使い、鋭鋒ぶりを見せていた。

小指に光った「スターマン指揮」は球団愛の証。本社取材中笑顔がたえなかったオーナーは「みなさん（報道陣）が書いて下さるように、今年はリーグVから日本一をね」と深々一礼した。またその表情はビジネスマンのそれに急速に切り替わっていた。