健康

Q. 性行為をしていないのに、クラミジアに感染することはありますか?【性感染症・STD】

2025-01-21

著者: 愛子

Q. 性行為をしていないのに、クラミジアに感染することはありますか?

性感染症のクラミジア。性行為以外で感染するリスクはあるのでしょうか?

質問内容

Q. 「パートナー以外と性行為をしていないのに、クラミジアと診断されました。パートナーは無症状ですが、性行為以外でクラミジアに感染することはありますか? 溫泉やプールで感染してしまった可能性もあるのでしょうか?」

回答

A. 一般的に性行為以外で感染する可能性は、かなり低いと言えます。

クラミジア感染症は、基本的に性行為によって感染する性感染症の一つです。今回のご質問のように、「性行為以外で感染することはありますか?」という疑問は、診察の場でもよく受けることがあります。感染に心当たりがないという方もいますが、しばしばクラミジアは自覚症状が現れないため、周囲に感染を広げてしまうことも少なくありません。

しかし、クラミジアが感染する主な経路は、性行為によるものです。入浴や食事、トイレの共用など日常生活での交渉で感染する可能性は、極めて低いとされています。温泉やプールなどでも感染するリスクは低いですが、直接的な接触がある場合や、汚染された器具を介して感染することも理論的には考えられますので、注意が必要です。しかし、これらのケースは非常にまれなため、基本的には性行為が主な感染経路と理解しておくと良いでしょう。

クラミジア感染症の一般的な感染経路

● 性行為による感染 性行為中に感染者の体液と接触することが、感染の主要な原因です。

● 垂直感染 妊婦が感染している場合、出産時に新生児に感染を伝播する可能性があります。

また、性行為を通じて感染するリスクが高いのは、特に若い女性です。彼女たちの中には、無症状の状態であっても、感染が広がっている状態にあることが多いです。

● 尿道の接触 感染者の尿や生殖器に触れた場合、感染するリスクがあります。

また、クラミジアの感染者が体液を通じてクラミジアのリスクを広げる例も多く見られます。

● 同性愛者間の接触 同性間での尿道や直腸の接触による感染もあります。この場合も、感染リスクは高くなりますので注意が必要です。

注意すべきは、感染症にかかっていないからと言って安心している場合です。感染症の蔓延は、見えないところで進行していることが少なくありませんからです。検査を定期的に受けることで、無症状でも早期に発見することが可能になります。感染症が広がらないよう、またその予防のためには、日常的な性行為の衛生管理と定期的な健康診断が重要です。