元巨人の明治安田・和田が直面した試練
2024-11-02
著者: 結衣
シーズンの集大成へ、背水の覚悟で挑むべき時が来た。社会人野球の日本選手権に出場する明治安田の和田選手は、プロ野球の巨人での経験を経て、今季から加入したが、夏の都市対抗戦で先発出場の機会を得ることができなかった。
第49回社会人野球日本選手権大会の出場選手が発表されています。
春先のJABA大会では本来の打撃を解禁し、5月の都市対抗東京大会2回予選は全4試合で4番として出場した。決勝打を放つなど、2代表としての出場権獲得に貢献した。
チームは7月の本大会で優勝候補の一角と目されていたが、試合中の不安を抱える選手たちにも、不安の影が多く見受けられた。特に和田選手は目の前の挑戦を新たな気持ちで受け止め続け、チームの強さを引き出そうと努めた。
不安を乗り越えるための挑戦
本大会出場を決めた後の6月初旬。つかの間の休養日明けに起床し、いつも通りのスタートフラグを見れば、本来は1つしかない通告のアイコンが二つに見えた。画面を垂れ下げようとしたが、思うように触れられなかった。
不安を抱えつつも「キャッチボールぐらいできるだろう」と練習に向かうも、自身の状態にはやや不安を抱えていた。チームメイトが留めの4本に分けられて見えた。しばらく苦しんだものの、症状は収まることはなかった。
本大会が迫る中、練習試合で打撃に立つことはできたが、和田選手の精神状態は特に良好とはいえなかった。これが彼にとっての最大の試練であることを感じ取るものが多かったのだ。
病院での検査結果
すぐに大学病院へ向かい、MRI検査を受けた結果、運が良くも脳の異常は無く、記憶力にも問題はなさそうだ。しかし、目の神経に障害が起きたことが判明し、慢性的に不調が続く可能性がある。
「まだまだ。しっかり準備して、自分がやるべきことをやるだけだ」と意気込んだ。
大きな期待が寄せられる和田選手
チームの初の元プロ選手として大きな期待が懸かる和田選手。全力で立ち向かう姿は多くの人々に希望を与えている。