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新規国債17年ぶり30兆円割れ、25年度予算案は過去最大115.5兆円=政府筋の見解
2024-12-26
著者: 陽斗
【東京 12日】財務省は、2025年度の一般会計予算案の内容を12日に決定した。税収増を見込む中、新規国債発行額は18.6兆円と、17年ぶりに30兆円を下回る見通しを示した。過去の最大とされる11.5兆円を上回る。これにより、政府は、増税に向けた動きを加速させるとしている。
歳出総額は2024年度に比較して増加するが、近年国の財政状況が厳しい中で、財政の健全化を目指す必要性が増している。特に医療や高齢者福祉などの社会保障費が増加しており、これに伴う地域の財政も増加傾向にあることから、地方交付税交付金やプライマリー・バランスに改善が求められている。
期待される国の財政指標はやや改善を見せているものの、2376億円の赤字が見込まれ、これにより国の信頼性が問われることになるだろう。国債利回りが上昇し続ける中、2025年度の国債費は前年よりも大幅に増加する見込みだ。この傾向は市場にも影響を及ぼし、日本円の価値にも影響を与える可能性がある。
市場予測では、今後も国内経済の成長が続く中、国債発行がさらに増えることが考えられており、国民への負担が増す可能性も指摘されている。財務省の調査では、2030年までの赤字はさらに拡大する見込みだ。今後の政策の行方が注目される。