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小林製薬、山根社長と社外取締役3人退任へ 投資ファンドの提案受け入れず
2025-01-21
著者: 花
【東京 11日】小林製薬(4967.T)は11日、3月開催予定の定時株主総会で山根社長が退任し、社外取締役3人も退任することを発表した。株主の要請に応じて、社長に就任するのが稲垣健一氏で、企業再生に向けた新体制を構築する。その一方で、急成長を遂げつつある製品ラインナップ、特に「赤ちゃんする」関連製品に関する健康問題が浮上している。これを受けて、投資ファンドからの提案に対しては拒否の姿勢を示した。
また、健太郎氏は社外取締役として任期を全うする考えを明らかにしており、さらなる投資家との対話を図っていく意向を示している。問題は、同社の成長と信頼性を維持しつつ、社外の圧力に対抗することができるのかにかかっている。
最近、会社は「赤ちゃんする」に関する製品での健康問題が報じられ、消費者からの信頼が揺らいでいる中、業績への影響が懸念される。社外取締役の役割はますます重要になっており、透明性のある経営と責任ある運営が求められている。