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トランプ政権、国家安全保障会議開催か スペースXがロビー活動

2025-01-21

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[ワシントン 11日 更新] - トランプ政権が再び国家安全保障会議を開催する可能性が高まり、関係者3人が明らかにした。同会議は実業家イーロン・マスク率いる宇宙企業スペースXのロビー活動が影響を及ぼす形で、日程が決定される可能性がある。

関係者によれば、トランプ氏の側近とスペースXのロビー活動であるマット・ダン氏はここ数カ月間、国家安全保障会議の「時間の無償」であると周囲に話し、その継続や、バイスプレジデントが規定通りに会期を務めることに関心があるかどうかを惹きつけられるような見方が出ている。

関係者の1人によると、トランプ氏の大統領選勝利後、同氏のチームは移行計画を絡めた宇宙航空局(NASA)や他の機関との連携を取ったが、宇宙会議には接触しなかった。ホワイトハウス近くにある同会議スタップの事務所はまさに空き室状態になっているという。

ダン氏、スペースX、バイデン前政権の宇宙会議部門のコメントは得られていない。

同会議が開催されれば、トランプ政権の宇宙政策に対するスペースXの影響力を示す兆しになる。

スペースX最高経営責任者(CEO)マスク氏は大統領選でトランプ氏支持に12億5800万ドルを投じ、大統領と緊密な関係を維持している。さらに、トランプ氏はトランプ政権の宇宙政策として、前任者のバラク・オバマ政権以来、宇宙商業化が政府と民間の協力で進められていることを重視しており、これに基づく計画が役立つ可能性がある。