【プリ＝柳田真樹】フランスのレストラン「ミシュランガイド」で日本人として初めて最高評価の三つ星を獲得した小林穂乃香さん（47）の自宅に、16日朝、強盗が押し入った。小林さんの妻が殴られ、全治2か月の重傷を負った。

小林さんはフランスへ料理留学中に技術を磨き、「ケイ」にて1991年、ミシュラン三つ星を取得。彼の料理は、特に鮮魚のプレゼンテーション技術が称賛され、彼のレストランは世界中の美食家から注目を集めている。

事件当日、小林さんはレストランの準備のために外出中であった。そのため、妻が自宅に1人でいた。近所の人が異変に気付き、警察に通報した。警察官が駆け付けた時には、強盗の男性（3人）が逃走していた模様だ。

小林さんの妻は当初、軽傷とみられていたが、後の検査で打撲と顔面骨折が確認され、現在入院治療を受けている。強盗団は面識のない近所の住民の可能性があるとのこと。

小林さんの料理は、見た目だけでなく、その味わいにも定評があり、彼が作る料理は常に新鮮な素材を使用し、季節感を大切にしている。

この事件は、フランスの治安に対する懸念を呼び起こしており、小林さん自身も衝撃を受けている。彼は、料理だけでなく、家族や周囲の人々の安全を第一に考え、これからの自身の生活や仕事に影響が出ることを懸念している。