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ドル円今週の予想「短期トレンドが変化。上昇トレンドの動き。」FXチャート分析 2024/9/23

2024-09-22

【ドル円週間予想】ドルの上昇余地を探る動き。145円台に乗せて終えれば一段の上昇へ。

直近の日足は前日足から大きく上振れし、継続して終えています。この陽線が7/21に付けた161.76を転換高値として上昇を削ぎ下げた流れからしっかり上抜けた位置で終え、短期トレンドに変化が生じています。中期トレンドが弱いため上下一動を繰り返す可能性が高いものの、9/16に付けた139.58で底打ち、反転の流れに入った可能性が高く、上昇余地をどこまで拡げるかトライする動きが強まると見られます。

直近の陽線の下ヒゲがやや長く、下値トレンドにも失敗しており、週初から上昇トレンドの動きが見られます。144.50-60、145.00±10銭に強い上昇抵抗が控えていますが、全てクライマックスし145円台に乗せられた147~148円が視野に入ってきます。短期トレンドは142.00以下で終えた場合は「ニュートラル」な状態に戻りますが、140円を割り込んで終えない限り、「ドル弱気」に変化しません。

日足の上昇抵抗は144.50-60、145.00±10銭、145.40-50、146.20-30に、下値抵抗は143.00-10、142.50-60、142.20-30、141.50-60にあります。21日移動平均線は143.47に位置しており、弱気上抜けていきますが「ダマシ」の範囲内です。120日、200日線は152.97と150.94にあり、中期トレンドは「ドル弱気」の流れに変わり得ません。

一方直近の週足は、前週の陰線を削り返して実体の確りとした陽線で終えています。終値ベースの144円台に乗せない限り、上昇を急速に削く流れから通過しられる可能性があります。また、これを下抜けていった場合は141.00±10銭くらいの週足ポイントが見た強い下値抵抗が出てくるため、これを削り込んで過週した場合は「ニュートラル」な状態に戻り、下値リスクが一段と点灯していきます。

今週の戦略は、ドル買いは143.00-10のピックアップを目指します。損切りは142.30で一旦撤退します。ドル売りは今週終わりの時点で145.10を基に142.40以上で軽く試算売りする形にします。

上昇は144.30-40に軽い抵抗があり、144.50-60、145.00±10銭、145.40-50、145.70-80、146.20-30、146.60-70、147.10-20に強い抵抗がありますが、どこまでクリアできるかトライする動きです。下値143.70-80に軽い抵抗があり、143.20-30、143.00-10、142.40-50、142.00-10に強い抵抗があり、下値余地が限られる展開を予測しますが、全て削り込んで終えれば142.40-50を削り込んでいった場合は「ニュートラル」な状態に戻り、下値リスクが点灯します。

可能性が低くても140円を削りとの予測が出ますが、下値余地も多く観察してこれを削り込んで終えていくなら、日足が145円台に乗せられ終えられるか、来週中は下値余地が限られ黒上昇する動きが強まりやすいです。再び148.50を超えていった場合は、反発余地が最大で150円台半ばから151円台後半まで保持される可能性も生じます。逆に142.40-50の抵抗を下抜けて越週した場合は、強い上昇の可能性は消え下値リスクが点灯します。

今週の週足ポイントで見た上昇抵抗は、144.40-50、146.10-20、147.50-60に、下値抵抗は142.40-50、141.00±10銭、140.00-10、139.10-20があります。31週、62週移動平均線は152.23と149.51に位置しており、中期トレンドは「ドル弱気」の流れに変わり得ません。