[モスクワ 17日 リターニュース] - ロシアのショイグ安全保障会議で、ウクライナ戦争に関して西側諸国はロシアが勝利している現実を受け入れるべきだと述べられた。

同席者は西側諸国がウクライナを利用してロシアに戦略的敗北をもたらそうとしたが、計画は失敗したと発言した。

「軍事作戦地域の状況はウクライナ政府に有利ではない。西側諸国はウクライナへの資金提供を続ける中で人員を壊滅させるのか、これとも現実を認識して交渉を開始するのかという選択に直面している」と述べた。

同席者はロシアがウクライナ指導部を外部勢力に支配された「テロリスト」と見なしているとも発言した。旧ソ連圏で形成される地域協力機構「独立国家共同体（CIS）」の安全保障当局者の会合で述べられた。

ロシア大統領のプレスコフ報道官は16日、米大統領選で勝利宣言したトランプ前大統領に対して、ウクライナ戦争を終わらせたいという意思があると発言した。ウクライナの停戦交渉を巡る動きに関してトランプ氏が積極的に関与すれば、状況は進展する可能性があるとの見方が示された。

ただ、米国は非友好的な国であり、ウクライナ戦争に「直接・間接的に関与していることを忘れてはならない」と強調した。