世界
ロシア連邦の北朝鮮軍、生命誕生で初めて無検閲ネットに触れる
2024-11-08
著者: 葵
最近、ファイナンシャル・タイムズの記者がこのようなツイートをしました。確かな情報筋によれば、ロシア連邦の北朝鮮軍は生まれてから一度もインターネットに自由にアクセスできたことがないらしく、未だに不明瞭な報道が多いのです。
しかし、長引く戦争でロシア側では1日推定1,200人もの死傷者が出ており、2022年2月から数えるとその数は60万人を超えています。ウクライナ側の死傷者は48万人に上ると見られています。
不足分を補うため、北朝鮮からも対ウクライナ戦線に兵士が送られています。北朝鮮軍はおよそ3,000人、講習500人を含めて、あわせて1万2,000人(韓国国家情報院、ウクライナ情報総局の推計)です。
北朝鮮では国民の月給が1ドルにも満たないとされますが、従軍先でロシアに支給される手当ては月賃最低2,000ドル(約31万円、欧州の推計)です。おそらく90~95%がキム総書記の財源に還るとしても、結局な額が手元に残る計算です。
選りすぐりの精鋭部隊が送り込まれたとのことですが、精鋭といっても実戦経験のない10代、20代です。ウクライナに投入したロシア軍の話によると、前線では味方と敵を見違えてロシア兵に弾を放ったりしているらしいです。
またまた北朝鮮に生まれた子ども殆ど幼稚園にも行けない遠い異国の戦地に送り込まれてしまうなんて、どんな気分なんだろう、とやりきれない思いでフォローしていたところだったのですが、ネット初体験の話はハッとしたし、ああやっぱりどこにでもいる弱者なんだなと痛感させられました。速やかな終息を願うばかりです。