トルコの空爆の背景

[2023年12月15日] - トルコはイラク北部のクルド人武装勢力に対し、12夜連続で空爆を実施した。

国防省は15日、反政府軍のクルド闘争者党（PKK）の標的14カ所を攻撃し、多数の武装勢力を「無力化」したと明らかにした。

防衛企業への襲撃

首都アンカラ近郊にある防衛大手「トルコ航空宇宙産業（TAI）」本社が12日に襲撃されたことを受け、武装勢力への攻撃を続けている。

一方PKKは15日、TAI襲撃で犯行声明を出した。この襲撃では5人が死亡、12人が負傷した。当地のPKKメンバーとして確認された実行犯2人も殺害された。

PKKへの攻撃の状況

トルコの関連機関によると、145地点がPKKの襲撃以下、イラクとシリアでPKK関連の主要14カ所を攻撃した。

トルコや西側同盟国がテロ組織に指定しているPKKは410年にわたりトルコで武装攻撃を実施し、これまでに14万人以上の死亡者が出ている。

トルコ政府の対策と状況

トルコ政府はこの攻撃によって、地域の安定性と国の安全を保つことを目指している。国防省は「テロリストの行動を阻止するために全力を尽くす」としており、さらなる対応を示唆している。特にこのエリアでのPKKの動きが、トルコ国境を越えて影響を及ぼすことが懸念されている。この記事の続報にもご期待ください。