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北朝鮮外相がロシアへ、派兵見返りの軍事技術・経済的支援を協議か…米「派遣増える可能性」 : 読売新聞
2024-10-29
著者: 海斗
【ソウル=依田和輝、ワシントン=田島大志】朝鮮中央通信は19日、北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相がロシアを公式訪問するため、18日に平壌を出発したと報じた。ウクライナを巡る事態の影響が懸念される中で、北朝鮮軍の派兵が確認されており、今後の連携について協議が行われる。崔外相は9月にも訪露し、同盟の目的や期間など詳細は明らかにされていない。派兵の見返りとして、ロシアから軍事技術や経済的支援が得られる可能性が高いとされている。
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は、朝鮮軍の兵力を強化するための努力を強調しており、これは米国やその同盟国に対抗する姿勢を示すものとみられる。また、米国防省のシェパード報道官は、北朝鮮の派兵が実現すれば、その数は5万以上になる可能性があると警告している。
一方、ロシアの安全保障会議のサルコフ・副議長は、18日の記者会見で北朝鮮軍の派兵に関して、「韓国や日本に対する抑止力を強化するための重要な一歩である」とコメントした。これは、米国や西側諸国の反発を招く可能性が高く、今後の状況に影響を与えると見られている。
最近の調査によると、北朝鮮はロシアとの軍事協力を通じて、今後数年間で軍事力を大幅に強化する計画を持っている。また、専門家は「北朝鮮がロシアとの連携を強化することは、地域の安全保障環境に深刻な影響をもたらす」と警告している。
アメリカはこれに対抗するため、国際的な連携を強化し、北朝鮮やロシアに対する経済制裁を新たに導入する意向を示している。今後の展開には引き続き注視が必要です。