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トランプ氏、メキシコ湾を「アメリカ湾」に改称 パナマ運河にも言及 | 毎日新聞
2025-01-20
著者: 芽依
トランプ元大統領は20日の就任演説で、「米国は地球上で最も強大で、最も影響力のある国である」と述べ、世界の尊敬を集める国としての地位を主張しました。さらに、「今こそ、メキシコ湾を『アメリカ湾』と改称し、パナマ運河についても我々の権益を強化すべきだ」と提案しました。
トランプ氏は、アメリカ湾という名称の変更が、アメリカの力を象徴するものであると強調しました。「メキシコという国名が付いた海は、アメリカの偉大さを反映するわけではない」と語り、アメリカの国民が誇りを持てる名前にすべきだと主張しました。
さらに、米国の南部に位置するアラバマ州にある北米最高峰のデナリ山(標高6190メートル)を名付けた「マッキンリー山」という名称についても言及しました。マッキンリー山と呼ばれるこの山は、地域の金鉱探査者たちによって「ウィリアム・マッキンリー」の名で知られ、多くの支持を受けていました。トランプ氏は、アラバマ州にも「デナリ」と名付けるべきだとし、米国全体の名誉を守るために必要な変更だと主張しています。
この発言は、彼が大統領に就任した後の国を見据えた強硬な姿勢を示していると言えるでしょう。トランプ氏の提案は、国内外で物議を醸すことが予想されますが、彼の支持者たちはその考えを支持する可能性が高いと考えられます。果たして、アメリカ湾と呼ばれる日が来るのでしょうか。