エンターテインメント

CM差し止め50社超に!中高生女性問題の影響とその背景

2025-01-20

著者: 陽斗

タレントの中居正広さんと女性のトラブルについて、フジテレビ社員が関連しているという週刊誌報道が出回り、企業がフジテレビへのCM出稿を差し止める動きが加速しています。毎日新聞の取材では、少なくとも50社以上がフジテレビへのCM出稿を差し止める決定をし、「調査中」の企業も多数に上ることが分かりました。

その中には、著名な自動車メーカーや日用品メーカーも含まれ、影響力のあるCMが一斉に姿を消す可能性があります。特に18日からトヨタ自動車や日本生命保険がCMを中止し、20日にはセブン&アイ・ホールディングスや日産自動車などが続々と中止の知らせを発表したのです。

この影響は、特に若年層に対する広告戦略にも及びます。企業は「企業活動全体を通じての人権尊重」を求めるようになっており、「包括的に判断した」という声が多いです。

花王は18日放送分からCMを中止し、情報番組「めざまし8」などでCMを出していたが、「企業活動全体を通じて人権尊重に努めます」とする声明を出しました。また、自社のCMに代わる形でACジャパンのCMに差し替えていることも注目されています。

現在、CMを出稿していない企業𠅊ある中、フジテレビ離れも進んでいるため、他のメディアに広告費が流れる状況が続いています。いずれにせよ、企業の社会的責任が問われる時代に入ったことを再認識させられる出来事です。

【加藤恵理、秋山生揚、安藤道朗】