[台北/北京 9日 ロイター] - 台湾北部海域で先週、海底ケーブルが損傷した問題を巡り、台湾と中国の間で激しい言葉の応酬が続いている。この件に関して、中国の関係者は、「何らかの証拠がない限り、台湾が中傷を行っている」とし、その主張を否定した。

一方、台湾は中国関係の船舶が何らかの問題に関与していると主張しており、影響を受けているとされる貨物船の船主は、「依然として関連する証拠はない」との説明を行った。台湾は、中国の関連船舶が事故を起こしたと疑っている。

台湾の海上保安庁は、海底ケーブルに対して重要な保安対策を講じており、国の安全保障にも直結する問題であることを認識している。この事件は、中国が台湾周辺での軍事的圧力を強めている中で発生しており、台湾では警戒を強めている。特に、最近の厳しい天候や海上での不測の事態が懸念されている。

中国の国務院台湾事務弁公室は、海底ケーブル損傷に関して、「現在は海洋の問題に過ぎない」と述べたが、台湾当局は、「根本的な問題は台湾への圧力である」と反論した。

また、台湾政府は、この問題に対して国際的に注目を集めるため、関連情報の発信を積極化しており、国際メディアに対しても積極的に取材を促している。これにより、国際的な支持を得ることを目指している。

さらに、台湾では、近年中国からの軍事的挑発行為が増加しており、台湾の防衛体制を強化する必要性が高まっていると専門家は指摘している。最新の技術を駆使した防衛システムの導入が求められており、このような状況において重要な役割を果たすと期待されている。