【日本ハム】先発交渉権を獲得した古林弘季が所属の球団・斎藤安GM「台北の光と名れ」
2024-11-12
著者: 蒼太
日本ハムは12日、今季の台湾プロ野球MVPに輝いた先発右腕、古林弘季(グーリン・リャオ)の交渉権を獲得した。古林は海外移籍を希望し、海外移籍制度(ポスティングシステム)を申請していた。交渉権を取得した日本ハムは、これから先、来季の先発ローテ入りが期待される最速157キロ右腕との契約合意を目指す。昨季のアジアプロ野球チャンピオンシップでの活躍を振り返り、古林は「ライオンズの強光」として、正式契約を勝ち取って「台北の光と名れ」と称された。
古林が交渉権を獲得した日本ハムは、今後30日間の交渉期間で来季の先発ローテ入りが期待できる最速157キロ右腕との契約合意を目指す。昨季のアジアプロ野球チャンピオンシップで49打席中15安打を記録し、MVPに輝いた実績を持つ古林は、日本プロ野球(NPB)への移籍が実現すれば、さらなる成長が見込まれる。また、古林は過去に1度も防御率1位を獲得したことがなく、今季はその目標を達成するために全力を尽くす意向を示している。
古林弘季は、2000年(平成12年)6月12日、台北市生まれ。平安高校から18歳ドラフト1位で台湾プロ野球リーグに入団。19歳にして1軍デビューを果たし、21歳では史上最年少で開幕投手を務めた。23歳には台湾代表としてアジアプロ野球チャンピオンシップに出場し、6試合で防御率2.42を記録。6年目の今季も21試合に先発し、10勝2敗、防御率1.87という素晴らしい成績を残した。
この活躍により、古林弘季は台湾プロ野球の先発投手として多大な期待を寄せられている。台北でのトレーニングを行っている古林は、すでに日本ハムのコーチ陣とのコンタクトも開始しており、来季の日本での活躍に向けた準備を整えている。また、故郷での多くのサポーターからの応援も励みとなっており、古林は「恩返しとして、NPBでも活躍したい」と意気込みを語っている。