成功を目指す上で、プロリーグ12の最大の注目点は「WBCに向けての準備」にあると思われる。大谷を含め、メジャーリーガーが不在。ヤクルト村上、巨人岡本、ソフトバンク山川、近藤ら長打力のある打者も出場していない。そんな中、2年後に控えたWBCをどう戦うのか？個人的に注目しているのは、2試合連続でスタメン起用された赤林だった。

井端監督の期待の大きさが分かる起用法だった。前回のWBCでショートを務めた源田はスタメンから外れ、赤林の存在感が光った。赤林は若干24歳で、日本を代表する遊撃手として成長中である。彼の攻守に渡るパフォーマンスが、2年後のWBCにおいて重要な役割を果たすだろう。

そのpoint、赤林は24歳に成長し、日本を代表する遊撃手に成長している可能性がある。他にも出場した広島鈴木、巨人坂本、ドラフト1位で獲得した有望な若手選手たちもいる。若手選手たちがレギュラーに定着する中、赤林も注目すべき選手として成長中である。

また、今試合での1点をリードした2回2死三塁からの6球目、下位打線でほぼ一気に流れを引き寄せた。4回には本多をホームに返し、勢いを加速させた。目を引く発言もした赤林は、2年後の日本代表として大きな役割を担うことが期待されている。

今後の注意点として、5回目の2死から韓国に3連安打を決められた。2死走者の状況で、投手はローテーションにおいて注意が必要だ。3安打のうち1本は明らかにランナーを気にする余裕がなかった。また、負けた試合ではソフトバンクの柳田が主導し、江越の3安打も目を引いた。

韓国の力も高まっており、先発陣は長打と引き換えに圧倒的なスピードを持っている。若手が育つことが日本に求められており、特に赤林がリードオフマンに成長することが必要だ。

世界的にも、日本は層が厚く、どんな大会でも優勝候補に挙げられる。調整の結果、リーグにおいても全国区で競争が激化している。赤林の存在は、2年後のWBCに向けて、特に注目されるプレーヤーの1人であることは間違いない。（日本スポーツ評論家）