Qi2規格には「磁石」が必須。改めて表明
2024-12-22
著者: 健二
ワイヤレス充電の新規格であるQi2において、同規格を名乗るためには「磁石による吸着」が必須であることが改めて明らかになりました。2023年初頭にWireless Power Consortium(WPC)から発表されたこの情報は、9to5Googleも伝えています。
「Qi2」規格は、AppleのMagSafeと同様の磁石を利用したワイヤレス充電をAndroid端末でも実現することを目指しており、発表から2年が経過した現在もQi2関連アクセサリーの普及は進んでいないのが現状です。
また、Qi2には「Magnetic Power Profile (MPP)」と、従来のワイヤレス充電規格を強化した「Extended Power Profile (EPP)」という2つのタイプが存在します。特に、MagSafeの代替として期待されているのは前者であり、後者のEPPには従来の「Qi」規格のロゴが使われることになります。
これにより、Qi2を利用した製品には磁石を搭載することが必須となり、従来のQi規格の製品がQi2の規格に適合することはないという立場が明らかにされています。このため、Qi2の規格に従った製品は今後ますます増えていくと予想されています。
また、Samsungの最新製品であるGalaxy Ringが「Qi 2.0.0」規格を使用していることも注目されており、Qi2への対応が進んでいることを示しています。しかし、2025年までにQi2に対応するAndroidスマートフォンの普及状況は厳しいものになると見込まれています。OnePlus 13はQi2に非対応であることが既に報告されており、今後の対応端末やその機能の進化に期待が寄せられています。