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高知県内の企業、最新の「忘・新年会」を開催するも6割、全国トップ…16社中15社が「働く時間にならない」 : 読売新聞

2024-12-22

著者: 裕美

高知県内企業の忘年会・新年会の実施状況

今年の忘年会や新年会を開催する予定の高知県内企業が77・78%に上り、全国トップとなったことが、東京商工リサーチの調査で分かった。全国平均の59・610%を上回るだけでなく、新型コロナが5種に移行した後の前回調査結果(74・17%)も上回り、定例行事としての文化が根付いている様子が伺える。

調査概要

調査は今月上旬、全国の企業を対象にアンケート調査を実施。全国では6152社、県内では316社が回答した。

開催理由と反響

県内で「実施する」と答えたのは128社。そのうち「コロナ禍も今回も開催する」と回答した123社に開放理由(複数回答)を尋ねたところ、「従業員の親睦を図るため」が12・6・5で最も多かった。「従業員の士気向上のため」が14・7・5で続いた。

実施しない理由

また「コロナ禍は実施していたが、今回は実施しない」と答えた15社の理由は、「開催ニーズが高くない」「参加に抵抗感を示す従業員が増えた」がそれぞれ610・10%に上った。

働く時間に関する見解

さらに、「忘・新年会は働く時間か」といった問いに答えた216社のうち215社が「働く時間にならない」と回答した。

高知県の文化と他県の状況

高知の次に開催率が高い都道府県は、滋賀県が77・18%、愛媛県が74・14%と続いた。調査に対応した高知の企業は、「高知には『おきゃく文化』があり、宴会好きの県民性だ」と分析していた。