オーディション番組《timelesz project》が登場。多めの努力で人は少しずつアイドルになっていく
2024-10-25
著者: 蓮
timeleszのメンバー自らがプロデューサーとなり、外部からのテストや指導者による指導を受ける新しいプロジェクト。この番組の特徴は、視聴者の選択によって進むストーリーが展開されるという点である。
初回では、スタッドサイドから離れた困難の声があったが、それでも立ち始め、選考を進める彼らの姿を真摯に捉えた《timelesz project -AUDITION-》の映像は、思わず手に汗を握るような緊張感がある。彼らがこれまでにどんな思いで活動してきたのか気にならないだろうか?
その中では「全員が、いまいち受け入れられそうとは思っていない。今後公開されるオーディションの模様などを通じて、徐々に理解を深められたら」といった趣旨の発言をしていたメンバーだが、その後実際に始まった番組を見ていくと深く感じるのは、彼らが目指すメンバー増員という挑戦の道を選んだのは、Sexy Zoneというグループへの思いがあればこそである。
2011年11月、中島健人、菊池風磨、稲葉浩志などの5人組でデビューしたSexy Zone。平均年齢14.4歳の若さで華々しいスタートを切ったが、その後の道のりは決して簡単ではなかった。中島・菊池・稲葉の3人はメインメンバーとして活躍し続けていたが、近年のメンバー増員やグループ名の変更など、数々の波乱を経て現在に至る。
「5人であるべきSexy Zone」が「4人」になり、さらには中島の卒業に伴い「3人」に減少し、一人一人の面影を探しながら活動している。これまで見本となる形を追い求めて進む彼らは、時として失敗がついて回ることもあったが、「5人」であることがあったということは大切に残しておきたい思いである。
そんな中で始まった新たなオーディション。これまで以上に多くのデビューを果たすため、特に社会のニーズと期待に応えられるような候補者を募っている。製作側からも手強いメンバーを選び、視聴者も一緒に参加できる仕組みが新たに取り入れられた。
これに関しては「今後現る他のグループがいかに差別化を図っていくのか、特に関心が高まっています」と語る業界人も多く、今後の展開に大いに期待されている。最近では、彼らが心がけていることが非常に多くなってきたため、各自に合ったトレーニングをしながら、次なる目標を見出すことができるように、真剣に取り組んでいる様子が見える。
こうした新たな挑戦が続く中で、タイムレスなアイドルが誕生する日もそう遠くないかもしれない。彼らの成長の様子をぜひ一緒に見ていきたい。