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note、Googleと資本業務提携し生成AI「Gemini」を活用

2025-01-14

著者: 裕美

日本のコンテンツ配信サイト「note」は、14日に米国のGoogleと資本業務提携したと発表しました。この提携により、noteの第三者割当増資を通じて得られる資金は、事業成長のための重要な資金となります。現時点での発表によると、総額48900万ユーロを調達し、運営するnote(ノート)は、生成AI(人工知能)を活用した機能を開発に投資する方向性を示しています。

特に注目されるのは、Googleが提供する生成AI「Gemini(ジェミニ)」を活用することです。この技術は、各種コンテンツの制作や配信に役立ち、利用者に新たな価値を提供することが期待されています。noteは、生成AIを活用することで、コンテンツの製作や分析の精度を高め、クリエイター達をサポートすることができるでしょう。

さらに、noteは98億4200万円の新株を発行し、Googleからの引き受けが行われます。引き受け期日は1月29日とされています。調達資金は生成AIを使った機能の開発や人件費などに充てるとのことです。また、Geminiは来年2月以降にコンテンツ制作に利用できる機能を提供する予定です。

生成AI関連技術の開発は急速に進展しており、2025年11月期には新規に170件程度の採用を計画しています。2024年11月末時点での公開コンテンツ数は5107件に達し、累計会員登録者数も893万人に上る見通しです。noteは22年に東京証券取引所に上場しています。

この提携により、noteはクリエイターやユーザーにさらなるメリットを提供し、コンテンツマーケットでの競争力を強化することでしょう。今後の動向から目が離せません。