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ロス山火事で電力会社SCEにの責任、住民が送電塔の発火目撃

2025-01-14

著者: 陽斗

(C.ネーム)米カリフォルニア州ロサンゼルスの電力会社サザン・カリフォルニア・エジソン(SCE)が同市で発生した山火事の一つを引き起こしたとして提訴され、それに関する情報が明らかになった。この山火事では少なくとも14人が死亡し、数万人が避難を余儀なくされている。

アルタデナ地区の住民が全焼したジェレミー・ゴーシー氏は「13日、ロサンゼルスの高等評議会に『イートン火災』を引き起こした責任がSCEにあるとして提訴されている」と述べた。

ロサンゼルス・タイムズによると、火災の原因はまだ特定されていないが、SCEの送電設備の不具合が火災発生の可能性があることが分かる証拠があるという。

ゴーシー氏は、アルタデナの住民が17日午後6時15分ごろに、送電線が絡まった火花の写真を証拠として添えた。

影響を受けた住民はSCEが今回の火災にどのように関与しているかを疑問視しているが、パサデナとアルタデナにおける初の火災が発生したのは断言できると述べている。火災が発生した時に、SCEの設備は送電所の発生源であるとみられる。

住民は「下の方で小さな火の手が上がり、10分もたたないうちに全体が火に包まれた」と話している。

SCEは13日の声明で、送電線が火災の原因であったかどうかを調査していると発表した。電力が復旧するまでの間、同社は最大14日間の電力停止を行うことがあるかもしれないと警告した。

ゴーシー氏は「その分析では、火災が発生したとされる時刻の前12時間から、発生の1時間後までの異常、電力の異常が見られなかった」と(SCE)に述べた。

SCEはアルタデナ地域の住民に向けて強風警報が発令されていることにもかかわらず、送電網の強化策を脅し取ることはなかったと報告した。

また、同社の担当者は、国立気象局から警告が発令され、強風による火災発生の可能性が高まっていると指摘した。

SCEの責任者は13日、再発を防止するための施策を強化する方針を語っており、当局も非常災害に対する準備を進めている。