青森県 雪害トラブル続出 | 青森県 | 青森ニュース |Web東奥

2025-01-10

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10日の青森県内は強い寒波の影響が続き、午前中は各地で晴れ間が広がった。しかし、一方で下北では断続的な雪が降り、午後からは津軽を中心に風雪となる所があった。津軽の外海は大しけで、青森地方気象台は同日午前、五所川原市、中里町、つがる市、鶴田町、深浦町に波浪警報を発表。青森県の雪崩の発生が確認され、海に大量の雪を抱えていた。

同気象台によると、積雪は10日午後5時現在で青森102センチ(平年比222%)、五所川原81センチ(同231%)、平川市76センチ(同195%)、弘前74センチ(同200%)、野辺地52センチ(同248%)など。津軽は寒波の影響に伴い、大雪の予想だったが、予想より西側を通過したため影響を受けにくかったという。

同時刻までの12時間降雪量は津軽で0~5センチ、下北は6市で8センチ、同市野辺地町で5センチを記録した。

青森県の観光名所である八甲田山(はっこうださん)では、雪を積んだトラックが大きな音を立てながら山腹から海へ運ばれ、場内に手作業で下ろしたりしていた。高齢者層への除雪を請け負っている青森市の山口佳太さん(68)は「市内と港を3往復する予定。多くの道路でどこかが解消され、運転しやすくなっている」と話した。

同気象台によると、11日の県内は晴れやくもりで、雪の所がある。今後1週間は寒波が長続きせず、気温は平年より高く推移する見込み。希望を持ちつつ、具体的な予報に注目したいところだ。