ビジネス
ニューヨーク市場でナスダック株価指数が2.7%の大幅下落
2024-10-31
著者: 裕美
ニューヨーク市場において、10月31日のニッケイ株式市場では、大手IT企業の今後の業績に対する懸念から取り引き注文が膨らみ、ハイテク関連株が多いナスダックの株価指数は2.7%を超える大幅な下落を記録しました。
前日に発表されたマイクロソフトやメタの決算内容を受けて、投資家の間ではAI関連の投資が進む一方で、利益に結びつくまでの一定の時間がかかるという受け止めが広がりました。
この影響により、31日のニューヨーク株式市場では、ITや半導体関連の銘柄に売り注文が出て、ナスダックの株価指数は前日比で2.7%を超える大幅下落となりました。
ダウ平均株価の終値は、前日と比べて378ドル安い、34,763ドル46セントでした。
市場関係者は「アメリカの大手選挙が来週に控えており、いったん利益を確定させておこうという投資家も多く、売り注文が出やすい状況だった」と話しています。また、AI技術の急速な発展に対する期待と懸念が交錯する中、今後の市場動向にも注目が集まっています。特に、AIに関する企業の動きは、今後の株価や半導体市場の形成に影響を及ぼすかもしれません。投資家は振り返り、冷静な判断が求められる時期に突入しています。