名古屋:70歳代の独居女性、1185万円の詐欺被害…犯人・捜査官を名乗る電話、金融機関に誘導

2024-11-05

著者: 海斗

愛知県警は4日、名古屋市港区の70歳代の無職女性が犯人を名乗る男から約1185万円をだまし取られた事件を発表しました。

発表によると、先月10日、女性の自宅に警察官を名乗る男から「あなたのクレジットカードが不正に使用されたが引き落としができない。これは犯罪です」と電話がかかりました。さらに、その男は「事件解決のために指定の銀行口座に入金してほしい」と指示したとのことです。この指示に従い、女性は同月18日、銀行に訪れ、いったん趣旨を説明した後、男の言葉を信じて1185万円をその口座に振り込みました。

その後、女性は振込後に不安を感じ、関連の警察に相談をしたところ、振り込んだお金は詐欺であることが判明しました。名古屋市の健康福祉局は、同様の手口による詐欺被害の相談が増加していると警告しています。

このような事件は全国的に見られ、警察は高齢者を狙った詐欺の実態解明に向けて捜査を強化しています。事件発生の背景には、詐欺が巧妙になっている一方で、被害に遭いやすい高齢者の心理が影響していると指摘する専門家もいます。警察は「少しでも不審な電話やメッセージを受けた場合は、家族や警察に相談してほしい」と注意を呼びかけています.