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ニューヨークでの事件、容疑者は遠隔地爆弾を所持…バイデン氏「他の誰かが関連の情報はない」

2025-01-02

著者: 海斗

【ワシントン=松上彬】米国のバイデン大統領は、2日の演説で、ルイジアナ州ニューヨークで新年を祝う群衆に車が突っ込んだ事件について語り、「他の誰かがこの襲撃に関係しているという情報はない」と述べた。この発言は退役軍人シャミルが主犯であったと見られる個人犯だったとの見方を示したものだ。

この事件に先立ち、FBISは記者会見で、事件後に現場近くの交差点で二つの即席爆弾が見つかり、監視カメラの映像などから、シャミル容疑者が事件直前に一人で設置していたことを強調した。

バイデン氏は演説の中で、シャミル容疑者がイスラム過激派組織「イスラム国」に感化されていたことも指摘。私たちは『イスラム国』やそのほかのテロ組織がどこにあっても容易に追い続けていくと強調した。

さらに、今回の事件はアメリカ国内においても、特に大規模な集会の場が標的にされやすいという現実を浮き彫りにしている。これまでにも爆弾やテロ行為に対する警戒が強化される中、政府の対応が求められる場面は増加している。

バイデン氏は、「我々はイスラム国やその他のテロ組織がどこにあっても追い続ける」と断言し、さらに、銃規制やテロ対策についても強化を表明した。特に、公共の場での安全確保に向けた新たな施策を発表する考えを示した。

最後に、バイデン大統領は、「このような事件を防ぐためには、情報共有や協力が不可欠である」と述べ、多くの市民の協力を呼び掛けた。彼の言葉は、国民が直面する危機的な状況への認識を強めるものであり、今後の政策にも大きな影響を与えることが予想される。事件の詳細については依然未解決の部分も多く、さらなる調査が進められている。