テクノロジー

マスク氏「生成AI独占」でマイクロソフトも提案…「チャットGPT」オープンAIの報告に追加入

2024-11-16

著者:

【ニューヨーク=小林泰洋】米電気自動車(EV)大手テスラの最高経営責任者(CEO)であるイーロン・マスク氏が、新たに登場した生成AI「チャットGPT」の開発元であるオープンAIに対して独占的な立場を主張することが波紋を呼んでいます。マスク氏は生成AI市場を独占し、他の企業が競争できないようにすることが危険であると警鐘を鳴らしています。

さらに、彼はオープンAIが市場からの利益を適切にシェアできていないことを指摘し、その透明性の欠如が業界全体の成長を妨げていると述べました。この問題に対処するために、マスク氏は各企業に協力し、倫理的なAI開発を推進するよう訴えています。

マスク氏は、特にその影響力を利用して悪影響を及ぼす可能性がある技術の開発に強く反対していると強調しました。彼が強調するのは、利益追求が人類全体におけるリスクを招くことであり、企業は社会的責任を果たすべきだということです。

今後、オープンAIやマイクロソフトが市場での競争をどう進めていくのか、マスク氏の発言がどのような影響を与えるのか注目です。特に、テクノロジー業界全体がこの問題にどう対応していくのか、そして公正な利益分配の実現に向けた道筋が見えるのかが議論の焦点となりそうです。