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貿易収支、8月は6953億円の赤字!赤字幅は市場予想下回る

2024-09-18

【東京 18日 ロイター】 - 財務省が18日発表した貿易統計速報によると、8月の貿易収支は6195億円の赤字であった。これは2カ月連続で発生した赤字である。ロイターの予測中央値は11310億円の赤字とされており、この結果は予想よりも改善されたことを示している。

貿易収支のうち、輸出は前年同月比で5.6%増の8141億円であった。半導体関連製品や科学光学機器などの輸出が好調だった。プラスは9カ月連続となる。

地域別では、アジア向けの輸出が増加しており、前年同月比で10.7%増となった。一方、中国向けの輸出は前年同月比で0.7%減少したものの、米国向けの輸出は前年同月比で19.4%増加した。

輸入は前年同月比で12.3%増加し、8515億円に達した。特に医薬品や石油製品の輸入が増加している。

このように、貿易赤字は依然として懸念材料ではあるが、輸出の伸びが持続しているため、経済回復の兆しが見える。専門家は、今後の貿易環境や為替レートに注視する必要があると指摘している。