ビジネス

「コンテナホテル」続々出現、全国に91店舗 「リピート客」が4割、どこを評価!?

2024-11-11

著者: 蒼太

最近、日本各地で急増している「コンテナホテル」。2018年12月、標津町に1号店がオープンして以来、現在では91店舗、3290室に達しています(10月31日時点)。

運営会社はデプロップ(千葉県市川市)という不動産業や建築不動産業などを手掛ける企業で、「HOTEL R9 The Yard」として展開しています。主な利用客層やリピーターの中には、旅行好きの方々が多く、特に安価でユニークな宿泊体験を求める人々から支持されています。

コンテナホテルの特徴は、近代的でシンプルなデザイン。一般的なビジネスホテルのように、ポッド、デスク、ハンガー、小型冷蔵庫、ユニットバスを備えた空間が広がっています。さらに、各部屋には快適に過ごせるよう空間が工夫されており、顧客のニーズに合わせたインテリアが整えられています。

その上、コンテナホテルは静謐性やプライバシーの高さも魅力。災害が多い地域でも活用され、安心して宿泊できるという利点があります。

ターゲットは主に国内のビジネスパーソンで、低価格でありながら機能的な宿泊施設を求める層が多いため、運営会社によれば「全体の1割にも満たない」状態であり、まだまだ成長の余地があると言います。また、宿泊したインバウンド客からも好評を得ており、「スタッフの対応が良く、清潔で快適に過ごせた」との声が多く寄せられています。

このようなコンテナホテルは、SNSでも話題となっており、新しい宿泊スタイルとして注目されています。不安定な時代において、安価で安全な宿泊施設が求められる中、今後もさらに拡大することが予想されています。