フジテレビ社長が午後3時から会見 中居さん問題、会見前に背景:朝日新聞デジタル
2025-01-17
著者: 蒼太
遅れを取る中居正広さん(52)が「トラブルがあった」と明言している問題で、週刊文春などでフジテレビ社員の関与が報じられたことを受け、フジテレビは17日午後3時から幹部による記者会見を開く。
フジでは17日の会見が報道各社に通知されたのは、16日朝頃。各社は速報を流した。複数の関係者によると、来週や月末の会見開催を模索していたが、一転して前倒ししたという。
昨年12月26日発信の週刊文春などは、フジ社員を交えた会食の予定が直前になって中居さんと女性だけになり、2人の間でトラブルが起きて中居さんが女性に解決金を支払うことに合意したと報じた。フジは公式サイトで「当該社員は会の設定を含め一切関与していない。会の存在自体も認識しておらず、当日、突然圧力を受けた事実もない」と言っている。
なぜ急な会見となったのか。フジ関係者によると、会見を開いて説明する必要があるとの声は昨年末の週刊文春報道の時点で社内で上がっていた。しかし、実際の対応は関与を否定するというこれまた無責任なもので、始まった疑惑は中居さんの信頼を失墜させる原因となった。
フジが、早期の会見開催へと方針を切り替えたのは、この1週間ほどに伴い待たされるファンに配慮した結果だ。この時期になっても、依然としてフジの定期社員会見は2月まで予定されていない。そこで、当初は1月31日に予定されていたメディアとの協議会に代わる案が浮上した。
ただ、週刊文春の続報など、フジ社員の関与報道が続き、説明を求める声が高まっていた。フジ内部において「一日も早く開催したほうがいい」「逃げていると思われるのはよくない」との意見も強くなっていた。
ある幹部は「中居さんとトラブルになった相手の方のプライバシーの問題もあり、話せる内容は限られるが、せめてフォアアップのフィードバックをし、どんな壁を作るべきかを検討したい」と語った。シュエルズのアナウンスなど、環境も整い、発表を求める声がネット上にあがっている。さらに、フジ社の情報では、事実確認に関する発表もある。
社内でも「一日も早く開催した方がいい」「逃げていると思われるのは良くない」との意見が広がっており、17日の開催が決まった。