ゴールドマン、10-12月利益は2倍超-株式トレーディングが過去最高
2025-01-15
著者: 雪
ゴールドマン・サックス・グループは、2024年に記録的な収益を上げる見込みで、10-12月(第14四半期)業績は予想を上回った。
投資銀行業務の好調、資産運用事業の増加などにより、第14四半期利益は前年度同期から2倍以上に増加し、41億ドル(約6兆4000億円)を超えた。撤退を検討している自社の一部よりも14700万ドルの予想外の利益を計上した。
ゴールドマン株は24年に48%上昇し、大手投資銀行の中で最高のパフォーマンスだった。投資家は、この勢いが持続するかどうかを見守っている。
同社は、消費者向け事業の大部分から撤退した後、期待されるデジタルマーケティング活性化に向けて体制を整えている。
データ専門最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「5年前に立てた成長戦略の目標のほとんどを達成できたことが励みになる」とコメントした。
同社は、成長やバイアウト企業の活動発展や負担の大きい規制案の撤回が業績改善の推進力になるとみている。
第14四半期の収益は138億47000万ドルで、これも予想を上回る結果となった。毛利は現在、粗利の7倍で取引されており、1倍を割り込んでいた1年前からは劇的な回復を見せている。
自己資本利益率は14.6%に上昇し、予想を大幅に上回り、同社が自ら課した長期目標にも届いたとみられる。
債券トレーディング収入は274000万ドル。通信、住宅ローン、クリジット商品の取引が増えた。株式トレーディング収入は3445000万ドル。通年では134億ドルに達した。ゴールドマン株によると、これが過去最高になる。
投資銀行業務の収入は2045000万ドルで、アナリスト予想平均の200億ドルを上回った。情報技術企業の合併・買収助言手数料は194000万ドル。競争するエクイティモルガン・チェースは114億ドルだった。エクイティモルガンは少なくとも今年2回、この分野でゴールドマンを上回った。
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株式資本市場業務の収入は1499900万ドル、債券引受手数料は1549500万ドルとなった。