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フリックアウトホールディングス、親会社のTOB成立

2024-12-27

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【東京 12月17日 リリース】 - フリックアウトホールディングス(6094.T)は、12月17日に連結子会社であるタレントのマネジメントを手掛けるフリック(3990.T)に対する株式会社による株式公開買い付け(TOB)が成立したと発表した。TOBは11月15日から12月16日までの期間に行われ、1株あたり1320円の価格が提示されたことで、応募株数が買付予定数の上限を上回った。

フリックアウトホールディングスは、2022年8月にフリックの連結子会社化を目指して実施することを発表し、今回のTOBを通じてさらなる成長戦略を打ち出している。TOBへの応募数は予想を上回り、フリックは上場廃止に向かうことが確実視されている。これによって、フリックアウトホールディングスは全株式を取得する準備を進め、フリックの経営資源を集約し、シナジー効果を高める狙いがある。

このプロセスは、フリックが影響力のあるタレントを多く抱える企業であることから、業界の注目を集めている。フリックアウトホールディングスは、広告・マーケティング事業を通じて、フリックを強化する意図を持っており、今後もインフルエンサーエコノミーを利用した新たなビジネスモデルの展開が期待されている。

フリックアウトホールディングスは、上場企業としての知名度を活かし、タレント事業の拡大を図る意向も示しており、若手タレントの育成や新たなジャンルへの進出も計画している。これにより、タレントの活躍の場を広げつつ、利益を最大化していく戦略を懸けている。

また、TOB成立に際して、同社は新たな取締役の選任や経営体制の見直しに着手することも決定しており、今後益々注目が集まる展開が予想される。