関東 雨のピ—クは今夜まで 一旦3連休に向けて晴天・暖かさ 東京都は最高気温30℃(気象予報士 望月 惟子 2025年01月06日)
2025-01-06
著者: 健二
関東の雨のピークは今夜までで、明日からは晴天・暖かさが戻る見込みです。特に東京都では、1月7日から9日までの連休中、青空が広がる日が続くと予想されています。
1月6日、東京都心では16時までに1.0ミリ以上の雨が降り、これから夜遅くまで激しい雨の予想が出ています。しかし、7日以降は天気が回復し、「成人の日」を含めて晴天・暖かさが続くでしょう。インフルエンザなど体調管理に、十分に注意しましょう。
発達した雨雲が関東に向かって今夜に迫っています。6日、前線を伴った低気圧が、発達して本州の南を進んでおり、関東では雨のエリアが拡がっています。
東京都心でも「久しぶりに、雨が降った」という感覚があるでしょう。
というのも、東京都心では2024年11月27日に、日降水量18.0ミリを観測して以来、12月19日にも日降水量0.5ミリを観測したものの、実に約3週間ぶりに雨が降っています。
6日、17時までに日降水量2.5ミリを観測。40日ぶりの雨になりました。
雨雲レーダーを見ますと、6日(火)17時現在、関東の沿岸部を中心に雨雲が発達しています。
関東の雨のピークは、6日(月)夜遅くにかけてでしょう。局地的には雨を伴って、1時間に30ミリの「激しい雨」が降りそうです。激しい雨とは、バケツをひっくり返したように降る雨で、傘をさしていても濡れてしまうレベルです。
雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。道路の冠水にも、気をつけてください。
7日(土)天気は回復し、晴天・暖かさが続く見込みです。
ただし、関東の雨は、長くは続かないでしょう。
7日(土)は、千葉や水戸など沿岸部で、未明まで雨や雷雨が残るでしょう。日中には晴れ、暖かい風が吹く見込みです。
さらに8日(水)以降も、関東の平野部では、晴れる日が続くでしょう。13日(月)は「成人の日」で、この3連休も青空の広がる所が多くなりそうです。
この連日の晴天で、空気がどんどん乾か強さが増すでしょう。暖房器具などは、しっかりと確認しておいてください。
そして、今回の週間天気は、また一段と強烈な寒波の影響を受ける可能性が高いです。関東北部では、7日(水)~8日(木)の間に、雪が降りそうです。こちらも合わせて注視が必要ですね。
気象予報士からの最新のお知らせでは、明日、7日(土)から8日(日)にかけて西日本太平洋側でも大雪のおそれがあり、特に標高が高い場所では積雪が予想されています。観光や移動の際は、事前確認が必須です。