何が変わる?「次期Suica」大刷新の中身とは?
2024-12-17
著者: 愛子
次期Suicaの発表予定
これまでの報道によると、東日本旅客鉄道(JR東日本)は12月10日に「次期Suica」に関する発表を行う予定です。この新しい「Suica」では、タッチレスでの変更が可能な「オークスルー改札」や、各種処理のセンターサーバー化に伴う「位置情報連動システム」「サブスクリプション」「Suicaエリア統合」などの新サービスが実現される見通しです。2028年度には、これらのサービスのスマートフォン上から利用できる新しい「Suicaアプリ」の提供が計画されています。
新しいQR決済の導入
今回は、同計画に関してJR東日本に問い合わせを行い、具体的な内容を確認しました。新しいQR決済は「Suicaとは別物」とされ、現在のSuicaはチャージの上限金額が「2万円」であり、基本的にはこの金額内での利用に制限されています。これに対し、JR東日本は26年頃にマイルSuicaアプリを大規模リニューアルし、この上限金額を超える購入に利用可能な「コード決済機能」や「友達や家族間での残高送信可能な送金機能」が提供される可能性が示唆されています。
コード決済の方法
また、確認された情報では、リニューアル後には現在のSuicaの「上限2万円」という構成は変わらず、あくまでマイルSuicaアプリに「コード決済」機能が追加される形になるとのことです。コード決済は、CPM(ユーザーのスマートフォンで表示されたコードを店舗が読み取る方法)とMPM(店舗に掲示されているQRコードをユーザーが読み取る方法)の2つの方法をサポートすることになるでしょう。PayPayのような新たな決済サービスが登場することで、JR東日本がSuicaブランドで提供する可能性が高まっています。
ポストペイ機能の導入
これに加え、現行のSuicaは購入時にカード内に残高を保持するため、リニューアル後のマイルSuicaアプリに対して「ポストペイ」という機能が導入されます。この事業は、収集された情報に基づいて、QR決済機能に加え、送料といった情報提供のパターンも考えられています。細かい使用方法や料金の詳細までは未定ですが、リニューアルの進行は計画されています。
既存システムへの影響
実際に、現在のFeliCaを使用したSuica決済を「上限2万円以上」「ポストペイにも対応」とすることがほぼ決まっており、Suica加盟店を含む既存のシステム部分まで手を加えられることになるでしょう。JR東日本としても、次期Suicaの構成に変更を加えることを見据えています。このような状況下で、Suicaに関する利便性が高まることが期待されています。期待が集まるこの新サービスの導入で、消費者の利用スタイルがどう変わるのか、注目が必要です!