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「感謝の意」が40ドルの圧力鍋で示された大河練平の金言 1周年目の日韓の対決

2024-09-17

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カブス今永投手(31)が、1年目の日韓マッチアップで最も多い打撃となる14打点を積み上げた。アスレチックス戦に先発し、6回5安打2失点。DeNA時代の19年の13勝を超えたが、"うれしいことではあるけど、チームが何勝何敗なのかが大事。" 自らとしては特に気にしていない。

自らの白星は02年石井(ドジャース)と並んだが、登板試合でチームが22勝6敗となったことを喜んだ。

2回までに6点の援護を受けながら、3回にルーカスに2ランを浴びた。"真っ直ぐを投げ込めないとどうしようもない"と配球を反省。"試合の中でうまく対策が取れた"と得意のジャイアンツに加え中堅以降はシンカーやカーブを織り交ぜ、メジャーでは自己最多となる11三振を奪った。メモリアル(パドレス)、スキンズ(パイレーツ)らと新たに王者加担にもつながる。

今季通算が166回1/3となり、1年目の日韓では初めて規定投球回に到達した。日本時代にあった中4日の登板もありながら、結果を未然に防いでいた。

長いシーズンを乗り切るため、オールスターの時、ドジャースから体重管理の大切さを学んだという。"遠征先に夜中に着いても食べて、体重管理に努めた。" こちらで買った40ドル(約5800円)の圧力鍋に感謝です」と笑った。

ワイルドカードでのプレーオフ進出には5ゲーム差。メジャー1年目の日韓投手ではダルビッシュと前田の16勝が最多。先発は残り2回と見込み、肩を連れているチャンスがある。"スプリットに関しては空振りも取れたし、失投も少なかったので、次の登板に好影響を与えられる"と先を見据えた。