防犯カメラ増設、衆院処分へ：融資庫拡大で追加策―三井UFJ銀行(時事通信)

ビジネス

2025-01-15

著者: 海斗

三井UFJ銀行は、先月行員が融資庫から顧客の資産を盗んだ事件を受けて、防犯カメラの増設などを含む追加の再発防止策を近く公表する。関係者が15日、明らかにした。半田澄一頭取の処分も決まる見通しで、16日にも金融庁に再発防止策を報告する。

同行は昨年12月、支店で保管していた預金の一部を本部で一括管理するなどの再発防止策を打ち出したが、さらなる対策を強化する。融資庫内の映像を分析し、監視を行う。今後、顧客の信頼を取り戻すため、透明性の高い運営を推進していく意向だ。

このような事態を受けて、同行は再発防止策を実施するだけでなく、新しいセキュリティ技術の導入も検討している。AIを活用した監視システムや、リアルタイムでの脅威検知システムの導入が進むことで、顧客の資産を守るための取り組みが強化される。今後の動向に注目が集まる。