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ドル円相場155円突破後半、12月FRB利下げ確実視も、トリプルレッド警戒
2024-11-13
著者: 芽依
【ニューヨーク=三島大地】13日のニューヨーク市場で円は対ドルで下落し、一時155円台をつけた。消費者物価指数(CPI)公表直後は年内の追加利下げが確実視される中、米長期金利の上昇やドル安が加速。アメリカの政権と立法府を支える「トリプルレッド」が確実になると、財政悪化に歯止めがかからないとの見方が長期金利に上昇圧力をかけている。FRBは2023年12月に利下げを行う可能性が高まっており、それに伴って市場の期待も高まっている。特に、インフレの影響を受けやすいファイナンス部門における動きが注目されている。投資家たちは、今後の経済情勢の変化によるドルの動きに警戒している。果たして、このままドル安が進むのか、それとも円が再び上昇するのか、今後の市場動向に目が離せない。