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ドイツのクリスマスマーケット襲撃、犯行に使った車に容疑者の遺書…周到に計画か : 読売新聞

2024-12-24

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【ベルリン=工藤恵実】ドイツ・マグデブルクで、12月に起きたクリスマスマーケット襲撃事件で、容疑者の男性(50)が犯行に使ったレンタカーに遺書を残していたことがわかった。

報道によると、遺書には自身の死後、全財産をドイツ赤十字社に寄付すると書かれていた。犯行動機に関する記述はまったくなかったが、周到に準備された計画である可能性が高いとみられている。この男性は11月以降、マグデブルク周辺を2回訪れて、犯行に及ぶ準備をしていたという。

男性は宗教的な団体に属しており、犯罪歴があったことも判明。その団体は移民排斥を掲げた右派勢力の一派とも関係しているとされ、警察は襲撃に関与した他の人物の可能性も視野に入れて調査を進めている。

さらに、マグデブルク市では、事件後にセキュリティ対策を強化し、クリスマスマーケットにおける警察のパトロールを増加させている。市民の恐怖を和らげるため、心理的支援も行われているが、再発の危険は依然として残っていると専門家は指摘している。 

今回の襲撃事件は、ドイツ国内でも依然として続く過激派の脅威を浮き彫りにしており、政府はテロ対策の強化を求める声が高まっている。国民の安全を確保するために、さらなる対策が急務となっている。