DeNA、中日のライバル獲得調査、超好待遇勝負も複数球団との争奪戦に備える−スポニチ Sponichi Annex 野球
2024-11-16
著者: 愛子
DeNAは、獲得調査を進めている中日の守護神、ライデル・マルティネス投手に対して、契約を準備している可能性が16日、高くなった。昨オフ、残留に向けてトレーバー・バウアー投手に提示した総額10億円規模の契約を超える破格の条件での獲得を目指している。
26年ぶりの日本一を目指すDeNAは、マルティネス投手獲得に挑む。最速161キロで通算166セーブ、42ホールドの右腕に用意するのは「バウアー超え」の超好待遇である。
23年に10勝を挙げたバウアーに対し、球団は単年10億円を超える条件を提示。結果、契約には至らず、マキシコリーグに移籍した。当時、カブスに移籍した今季の抑え投手は、今永の年俸13400万円からその資金に充てられる予定だった。
さらに、DeNA本社は今年3月期の決算報告で、スポーツ事業の売上高272億47100万円と発表。前期比30.1%増と好調だった上に、日本一成果も加え、球団が十分な資金を運用できる環境が整っている。
マルティネスの獲得に加え、ソフトバンク、巨人などが熱視線を送っている状況。日本シリーズで敗れた12球団No.1とも言われる資金力を持つソフトバンクにも、マネーゲームで引き合いを取らない。また、FA選手獲得は静観の構えを示しているが、リーグ優勝からの日本一を目指す来季へ、ストークリーグでも勝利を目指す。
➡️マルティネスプロミスアウルの守護神としプロミスアウルに出場しているマルティネスは、オーストラリアリーグでの大舞台初登板。1点リードの9回に3者連続Kを奪い、試合を締めた。先頭打者を投ゴロ。その後、9回2死までは全て三振で3者連続Kを達成した。背番号は中日と同じ「92」。かつての登板でボールが高めに浮くシーンもあったが、今季の登板では3人奪三振など、好ホームランにも産み出していた。