健康
大塚、大、病原性 CD4 陽性 T細胞に発現するマイクロRNAがケモカイン受容体の発現を制御し、自身免疫疾患発症に関連
2024-10-31
著者: 裕美
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の発表
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所(大塚圭司・理事長)は、病原性CD4陽性T細胞が表現するマイクロRNAのひとつ、miR-147-3pが、ケモカイン受容体CXCR3などの発現を制御することを発表しました。この研究により、自身免疫疾患の発症に大きく影響を与える可能性が示されました。
miR-147-3pの役割
特に、miR-147-3pは、CD4陽性T細胞の活性化と関係しており、慢性炎症や自己免疫疾患の進行に寄与することが考えられます。研究チームは、CXCR3受容体の発現抑制が、自己免疫疾患の発症に対する有効な治療アプローチになり得ると指摘しています。
研究の応用と期待
発見された効果は、さまざまな自己免疫疾患の予防や治療につながると期待されており、今後の臨床応用に注目が集まっています。特に、リウマチや多発性硬化症などの疾患において、CD4陽性T細胞とマイクロRNAの関係は重要な研究課題となっています。
今後の治療法の展望
この研究は、今後の治療法の開発に向けた新たな道筋を示すものであり、自己免疫疾患に悩む多くの患者に光明をもたらすことが期待されています。