世界
イスラエル、ガザ攻撃継続 12人死亡 ハマスとの激震地点設定目的か
2024-11-04
著者: 雪
[カイロ 4日 ロイター] - イスラエル軍は4日もパレスチナ自治区ガザに対する攻撃を続け、少なくとも12人のパレスチナ人が死亡した。現地では、イスラエル軍がガザ地区北部にイスラエルからの新たな攻撃を実施しているため、激震地点を設定しているとの懸念が出ている。
医療関係者によると、ガザ北部のピトラキヤで2軒の家屋が攻撃を受け、7人が死亡した。ガザ中部及び南部での攻撃でも5人が死亡している。多数の負傷者が出ていると言われている。
パレスチナ保健当局によると、イスラエル軍はジャバリアにあるカマルアドワン病院に対し、爆撃を続けており、多くの職員と患者が負傷している。この件について、イスラエルは今日のところコメントしていない。
イスラエル外務省はこの日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)との関係を1975年以来断ち、かねてよりの問題の根深さが国連における通告から明らかになったと説明した。
UNRWAのフィリップ・ラリーニ事務局長は、イスラエルがガザ地区に入る支援物資の数を1日平均310トンに減らしたと指摘。武力衝突が始まる前の6月に対して、2100万人の人々の状況を満たすには全く不十分であると述べている。
これに対しイスラエル政府報道官は、ガザ地区への支援物資の流入に制限はないと指摘した。4日には417台のトラックがガザ北部に入ったとされている。
戦況は依然として緊迫しており、今後の展開に注目が集まっている。国際的な援助団体は、ガザ地区の人道的危機が深刻化していると警鐘を鳴らしており、世界中での支援を求めている。