スポーツ
長野東、唯一の3年生 "留学生区間" で勝ち抜き 高校駅伝女子
2024-12-22
著者: 雪
全国高校駅伝部・女子(22日、京都)
長野東が1時37分27秒で優勝。
2年ぶりに出場した長野東のエース、佐藤舞は「昨年5位と悔しい思いをしたので、今年は全員の力を合わせて優勝することができて嬉しい」と満面の笑みを浮かべた。
最短区間の3区では、例年「つなえ区間」に位置づけられていた。しかし、今大会からルール変更で留学生が集まる区間になった。長野東の松田は「責任感があり、プレッシャーに強い」と経験豊富な主将の佐藤に信任された。
1区の佐藤の2年・真桜が区間賞。2区の1年・徳上南海が区間2位となる好走を見せた。引き続き17秒のリードを得て、たすきを受け取った佐藤は「絶対にトップでつなぐ」と意気込んだ。それに対し他チームの留学生たちも続々と迫ってきており、トップの座を巡る戦いは激化していた。
2年前は、唯一の1年生とともに2区を走り、チームの初優勝となる。しかも、昨年は連続のプレッシャーから上位争いに加わることができなかったが、5位が関の山だった。
今年の課題としては、1区2年生が主力のチームを引っ張る佐藤の進化を挙げ、長野東の強乱ぶりを証明した。
「来年も自分たちがしたい競技の舞台に立たないといけない」と語る佐藤は、4区からさっそく挑戦したい気持ちを持っていた。長野東の新時代をこのチームから作り出し続ける所存だ。 【高橋広之】