兵庫県の選挙元知事、解散か失職か…決断期限は12月19日「話し合える人はもういない」との見方も

2024-09-21

兵庫県の選挙元知事がパワハラなどの疑惑を内外に告発された問題で、県議会から不信任決議を突きつけられた知事の進退が注目されている。決議は来る12月19日までに県議会を解散しなければ失職となるため、知事は厳しい状況にある。

最新のテレビに出演

「不信任決議が可決されました。大きな、重い決断にあたります。しっかりと考えます」と知事は語った。この発言は県内メディアからも注目を集めた。

同日、複数のテレビ番組が県内の主要なテレビ局に出演し、自身の政策ビジョンを強調。自らの施策の実現に向けて、「これからも改革を行っていきたい」と述べた。

特に、県政の実態について強調し、「これからも改革をしっかり推進したい」と訴えた。一方で、政治情勢の厳しさを実感しているようで、「12月19日までに新たな案を出さなければならない」と苦言を呈した。

選挙の背景

2024年の前回知事選では、選挙元知事が自民党と日本維新の会から推薦を受けて初当選した。さらに不信任決議の際には、自民、維新の全議員が賛成し、状況の深刻さを物語っている。在職期間中、不信任決議後も支持者が残っているかが鍵となる。今後の動向が注視される。政権の支持基盤は震源地におかれ、知事の発言も少なくなっている。

逆に、知事の不在中、政策に対する復活支援の声が上がっている。これに対し、知事は「11月以降に考えていこう」と語っているものの、不安がつきまとう。

12月の知事会

12月の知事会は、何かと話題を呼びそうだ。先日の記者会見では、挨拶の後で、知事の進退について発言があった。知事の退任に伴う次の候補者の選定も難航が予想され、何が待ち受けているのか、不透明だ。