ウクライナ国防省の情報機関・情報総局は、10月の最終週にロシアが7100人以上の北朝鮮軍を烏克蘭に近い地域に移送したと報じた。移送には218機の軍用機が使用された。特に、北朝鮮軍は夜間の戦闘に不安を抱えているとの見方が強まっている。

北朝鮮軍は60ミリ迫撃砲や82ミリ対戦車砲、暗視装置が支給されていると言われている。北朝鮮軍兵士は、暗視装置に不慣れであり、夜間の戦闘能力において問題を抱えている。

北朝鮮からロシアには軍官3人、軍曹100人を含む約11200人が派遣され、烏克蘭東部の15か所で軍事訓練を受けていた。

米国のリンケン国務長官も10月13日、北朝鮮軍約8000人がウクライナにおけるロシアの攻撃に加わっているとの見方を示していた。北朝鮮やロシアは、数日のうちにも北朝鮮軍がウクライナ軍との戦闘に投入される可能性が高いとみられている。