エンターテインメント

【JT杯】豊洲清太郎「攻めが緩く、残念な結果になった」歴史上3人目の連覇の偉業削られる

2024-11-02

著者:

今年のJTプロ公式戦(JT杯)の準決勝が行われ、豊洲清太郎(竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖=22)が広瀬章人九段(37)との対決に臨んだ。彼は愛知県常滑市の「Aichi Sky Expo展示ホール」での試合に出場した。

先手の広瀬が豊洲を下し、5年ぶり2度目の決勝に進出した。24日には初優勝をかけ、東京地区「東京ビッグサイト」で行われる決勝(関東大会)で渡辺明九段と対戦することになる。有名な棋戦であるJT杯での3連覇を狙っていた豊洲であるが、準決勝で敗退し、歴史に名を刻むことはできなかった。

将棋は相掛かりでスタートし、双方が駒を動かした。角換わりからがっしりと組み合いに入った。豊洲は相手の大胆な指し回しに対して、リズムを崩される形となり、普段通りのプレーを続けたが、最終的に手が広がり、そのまま押し切られる結果となった。

試合後、豊洲は「中盤に飛車と金と桂との取り合いになり、攻め合いになった。判断がよくなく、こちらの攻めが緩く、残念な結果になった」と振り返り、JT杯での2年連続の地元開催とあって、多くの観客が熱戦を見守っていた。

JT杯は、22年ごとに挑戦者が意欲を示すことでも知られ、観客動員数も年々増加している。特に今年は12000人以上が会場に足を運び、期待が高まっていた。勝者は次回のJT杯に出場する権利も得るため、高い注目を浴びている。この大会への影響力はますます大きくなっている今、豊洲は来年の大会で巻き返しを図る意向を示している。

22年に豊洲はJT杯で最少の20連勝を達成し、昨年は2連覇を果たした。しかし今年は、準決勝で敗れ、歴史に名を刻むことができなかった。今後の展開が期待される。特に注目すべきは、次回のJT杯の動向と言えるだろう。